「自分は何をしたいのだろう？」って突き詰めて考えると、
　人の為になりたいとか、こんな世の中を少しでもよくできるように役立ちたい
　なんて真面目に考えていたりする。
　でも、その前にいろいろ力不足な自分を感じる。
　人を助ける前に自分自身が生きる能力とか、体力とか、その他いろんなもの。
　まずはそんな未熟に思える自分を補うためにいろんな事しなくっちゃって思った。

　そんな物の一つに人とのかかわりがあった。
　「人って何？」とか、「自分の知らない考えの人が沢山いる！」
　なんて驚きやら疑問があった。
　どんな事よりもまず、人についていろいろ知りたいと思った。
　知らなくてもいい、分かっていきたい、考えていきたい。
　それはきっとどの人も思うことで、
　その人なりのやり方でその事について考えているんだと思う。
　
　そして私の場合はそれがお芝居でした。
　観ること、演じること。その全てが私の興味をそそる。
　「人生ってなんだろう？」
　お芝居には沢山の人生が浮かび上がってくるように見えます。
　「人の心がもっと沢山分かればもっと世の中生きやすくなる手助けにならない？」なんても考えます。
　
　私が芝居を見て、演じては自分の人生では経験しないほどに世界が広がり自分の人生を 省みる。
　私が自分のプライベートを真剣に生きれば、舞台上で作り上げる世界にわたしの人生は 否応なく入り込んでくる。
　二つの世界が影響しあい混ざり合っていく。どちらも欠かすことの出来ないもの。
　欲張りだけども私はその二つの世界をしっかり捉まえて思いっきり生きていきたい。
　さらには「きっといつかは、より人を理解しあえ、平和な世の中を知りつくることが 　出来るんじゃないだろうか？」
　と虫のいいかもしれない事まで考えている。
　
　と、ところでここには趣味とか好きな食べ物とか書く欄はないのですねぇ。
　興味ある人は直接聞きに来てください。
　いえ、たいして言える物はないのですが。
　互いにそんなお話が出来るのが大好きなんです。
　そんなふうな興味まで持たずにはいられないくらい魅力的な役者になるのがちっちゃな夢なんです。
　こういうのってあまりにも世俗的でしょうか？（笑）